モエレ沼公園。
2005年(平成17年)7月に完成していたんですね。
イサム・ノグチによる基本設計が、1988年ですから、17年経っての完成。イサム・ノグチはその年の12月に亡くなっているのですから、ある意味では、彼の最後の仕事といってもいいのでは。と思います。総面積が、188.8ヘクタール。内陸部が、100ヘクタール。ということですので、東京ディズニーランドとシーを合わせた大きさと同じですね。(タナカは東京ディズニーランド行ったことがないのですが、、、。最近こういう広さのたとえ方が多いので)
mamaも僕も、チャリを積んでいったので、いっきにチャリで。という計画だったのですが、犬たちが、はやってしまい、「そうですね。そうですよね。君たちがお留守番って訳にはいかないよね。」ということで、二人と二匹とでゆっくりと歩かせていただきました。全ては廻りきれなかったのですが、モエレ山を中心に、グル〜っと廻ってみて、モエレ山の上にも立ってみて、、、。たしかに、設計意図のとおり、「公園全体が広大な彫刻」ですね。
金曜日ということもあり、幼稚園の親子レクと思われる、大型バスや、家族連れ、シルバーサークルの方たちでしょうか、輪になってお弁当を食べていたり。公園の面積に対して、バランスの良い「人ひと」の入り方だなと感じました。休日でもっと人が多くなるとまた違う見え方がするんでしょうね。今度は、自転車で、ビュ〜ンびゅ〜ん。と、廻ると心地いかな?。とも思いますが、、、、、正直に言って、「“感動”はしなかった。」です。
広大なランドスケープ、シャープでソリットで小気味よく。また、それぞれの建築、モニュメントの完成度も、配置も、勾配も、「人が加わる」ことも計算され。「さすがに、イサム・ノグチ」だな。と。とても気持ちの良い公園です。「ん〜ん。ごめんなさい。でも感動はしなかった。」mamaも同じだったようで。
普段、山や海や川や湖、、、。で自分たちが感じる“感動”は、やはり、「自然という永い時間軸のなかから」生まれ出たものであったり、そのはじまりであったり、自然のDNAに組み込まれたプランであったりするのではないかと思うのです。
そんなことに気付くと、また自然の中に溶け込みたくなってきました。今週末は、オホーツクを漕ごうと思うのです。
2011.7.6 papa.T