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今回は羅臼側、相泊⇆知床岬。

ひと夏に、二度も知床の海を漕げるとは、なんと贅沢なんだろう。前回8月はウトロ側、カムイワッカの滝までのワンデイツアーだったが、今回は“expedition!”二泊三日(予備日1日)の遠征ツアーだ。知床半島羅臼側、相泊から岬までの往復を二泊でやろうという計画だ。シーカヤックの醍醐味はやはり「旅」なのだ。今期の知床は「ヒグマの出没回数」が異常に多い。新聞、TVでも毎週、いや、週に何度も報道されるほどで、知人(写真家、ビデオジャーナリスト)が知床に取材に行った後の電話でも昨年の倍の数の目撃件数があるとのこと、充分に注意していってらっしゃいとアドバイスを受けていた。メンバひとり一人が「熊スプレーと爆竹」の携帯、水場のある浜には上がらない、食事の場所と宿泊テントは出来るだけ離す。もちろん食料はいっさい残さない。夜は寝るまで火を絶やさない(直火跡を残さぬよう、焚き火プレートをカヤックに積んでゆく)など申し合わせての出発だった。今年の北海道は暑い!知床も9月の中過ぎというのに、27℃もあるのだ。海況はまたもベタ凪で水温も暖かい。どうして知床は僕たちにこんなにも優しのか。またしても、三人のおじさんたちの笑顔が絶えないのも当たり前だ。今回も旅の記憶にムービーを作るべく、それぞれが(その場で)頭に描いた“絵コンテ”をこれでもかと撮りまくる。さぁ〜、そろそろ出発しよう!今夜はどこの浜で泊まろうか?夕飯は何にしようか?積んできた酒は足りるだろうか?おじさんの心配は奥が深いのだ(笑) “expedition!”ストイックなイメージだが、我々(といっても今回も3人)には“シェフmanami”がいるのだ。地の果て知床の先端でこんな食事とは、、、。今回は、youtubeに投稿してあるmanamiさんの作品もご覧ください。
2012.9.27 - papa@tanaka-mail to:papas-design@lion.ocn.ne.jp


http://www.youtube.com/watch?v=vgvtAojm96M&feature=youtu.be